男の娘考

所謂男の娘という表現が、漫画にも台頭してきたのは、いつごろだろう。所謂女装子が少し流行った頃じゃないかなーと思う。となると、大体10年前かな。

当時、自分などはさすがに本気でキワモノだと思ってて、「わぁい!」なんて雑誌もさすがに手を伸ばすことが出来なかったんだけど、「好色少年」が出てきてから、少し見方が変わってきた。

単純にご時世的なものもある。不況とTwitterとラディカルフェミニズムの忌まわしき化学反応の結果、僕は日本の女性全般が急速に嫌いになってきている。もう全般的にだ。本当に面倒な状況になってるからあまり触れないけれど、こっちにとっても、好きも嫌いも各々の心の最後の砦だからな。自分の強さではなく立場の強さに傘を着て、調子こいて虎みたいな振る舞いしてる奴なんざ、異性同性関係無く唾棄するほかないだろって。これTwitterだけじゃなく、リアルでも波及してきてるから。本当に昨年秋から酷い目にあってきてるよ。

そしてリアルがそういう暗澹とした状況になっていくと、エロ漫画で描かれる女性像ですらも当然影響してくる。エロ漫画だから女性が野郎の都合のいいように描かれるのは当たり前なのだが、昔が「都合のいい展開」(ツンデレという言葉に代表されるように)が多かったのに対して、今は最初からトロットロに蕩けてて(いやだなぁ、こういう表現・・・でも実際そう描かれてるんだからしょうがない)「性的に都合のいい女性像」にとことん徹する傾向のような気がする。それはまさしく、反動の形をとった現実の反映に他ならない。昔はもっと違った形の、男にとっての理想の女性像が描かれていた。

そうなると僕などは、現在の「女性を描いたエロ漫画」が中々読めなくなってきている。現実の反映である以上、現実逃避に全くならないからだ。

そこで・・・男色となる。

・・・わけないだろっ!!

いや僕はさすがにほもではありませんからね。シーメールもののAVですら「ごめんなさいかんべんしてください」なのだから。

しかし、漫画の創作として、心身共に男の特徴を残しつつも、女性的な豊潤さを湛えたヒトガタの生物が描き出されたら?

おじさんかぶりつきになってしまったのですよ、そういうのに。良いものは好色少年に集中している感があり、その中での代表格としては、やはり加藤じゅんさん。あと奇械田零士朗さん。あと個人的に気になるところとしてはジャイロウさん(男の娘中心ではなさそうだが)と、こうしたスタイルでいいものを描く作家さんはじわりじわりと増えてきてる気がする。まだまだ少ないですけどね。

現実が反映されていない本物の現実逃避。新たな桃源郷はこことなる・・のか?